ピストリウス、CDU/CSUを『無責任』と批判──兵役法めぐる対立が激化/第882号

目次

コメントなど

防衛相ボリス・ピストリウス(SPD)は言っています。

「CDU/CSUの行動は無責任であり、政府への信頼を損なう」

ピストリウスは、好感度ナンバーワンの政治家です。
メルツさんは不人気ですが・・・

CDU/CSUは、法案の完成度が低いと言っています。
現行案には徴兵制再導入の具体的措置が欠けている・・・と。

徴兵制を即時復活させるべきだと言うわけです。

もともとの計画では

まずは自発的な兵役参加、つまり応募制とする。
その後、必要な募集数が確保できなかったり、安全保障上の理由がある時は徴兵義務を発動する。

計画通りに進めようと言うピストリウスに対し、事情が変わったんだから早くやろうという同盟側。

私の目には、CDU/CSUって日和見な政党のように見えます。
こういう食い違いが連立与党内をごちゃごちゃにしていて、見栄えが悪いよね・・・っていうことです。

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前回出題分

防衛を巡っても連立内はまとまらない・・・

Wehrdienstgesetz:
Verteidigungsminister Boris Pistorius wirft Union Fahrlässigkeit vor

Die CDU/CSU-Regierungsfraktion hat das Wehrdienstgesetz gestoppt, Pistorius kritisiert den Vorstoß: Die Unionsabgeordneten schadeten damit dem Ansehen der Regierung.

zeit.de
http://enchan.net/xl/8aaKas

わたしの訳

兵役法:
防衛相ボリス・ピストリウス、同盟(Union)の無責任を非難

CDU/CSU議会会派は兵役法を阻止し、ピストリウス防衛相はその行為を批判する。同盟の議員たちは、それで政府のイメージを傷つけた。

*ワンポイント
ドイツ語の fahrlässig

法律とか契約の中で使われる単語というイメージを持っています。

🔹 基本的な意味
直訳すると:

  • 不注意な
  • 軽率な
  • 怠慢な
  • 過失のある

🔹 法律用語だと
「過失による」というニュアンス
(例:fahrlässige Tötung=「過失致死」)

「故意ではないが注意を怠った」という意味。

今回の記事は、法律の話ではないので法律的な過失ではなく、政治的な無責任・軽率さを批判する表現と取るべきです。

そうなると、自然な日本語訳としては次のような表現が考えられます。

  • 軽率だ
  • 無責任だ
  • 不注意な対応だ

訳例

良いですね。

---引用---
兵役法
ボリス・ピストリウス防衛大臣 連合の誤りを非難

CDU/CSU会派は兵役法の成立を妨害した。ピストリウス防衛相はこのやり方を批判する。これによって連合の議員たちは政府の信頼を傷つけたのだ、と。
---終わり---

今日の記事

改革という名の削減。もともとが良かったのかってことですが・・・

Regelverschärfungen beim Bürgergeld
Sozialverband warnt vor ernsten finanziellen Schwierigkeiten

Die Sanktionen für versäumte Termine beim Amt sind der vielleicht meistdiskutierte Teil der Bürgergeldreform. Für die Menschen könnte aber eine andere Regelung viel drastischere Folgen haben, befürchtet der Sozialverband Deutschland.

spiegel.de
http://enchan.net/xl/UN1wOI

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和訳投稿:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664

投稿期限:2025年10月17日(金)
秋深し。でもサンマはまだ高いな・・・

あとがき

一気に朝晩の気温が下がりました。
寒いと感じるほどです。

最近は、自分の筋力が落ちていることが気になりだしました。
何を今更・・・ってことなのでしょうが

きっかけは何だろう?
やっぱり走っている時の体の動きかなー。
バネがないんですよ。

YouTubeで走り方の動画を見るのですが
最近は、おしりを使って走るにはというテーマで見ています。

鏡に映る自分のおしりを見ると、明らかに小さくなっている。
もっとも筋肉は、体全体で落ちている。

そういえばペットボトルのキャップを開けるのに苦労することも出てきた。

普段の運動量とか歳を考えれば無理もないのですが、改めて気づくとそれに抗いたくなる(笑)

で、おしりを使って走る、は良いのだけれど、そもそも基本的な筋力が足りていないのではないか。

そういう「そもそも論」と「現実」との間の戦いを繰り返しているのです。
自分でもおもしろおかしく、第三者的に見ているのが楽しい。

ランニングもいままでは、暑いから無理しちゃいけない・・・ってなってたのですが、気温のせいにできなくなってきたので、言い訳をやめるか、別の言い訳を探すかしないといけないのです。

言い訳をやめるためにがんばろう、というのが現在の心境であります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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